クローバーフィールド/HAKAISHA

静岡オリオン座にて。
全編、一当事者である青年のハンディカムの視点で展開していく、パニックムービー。突然現れた「何か」が、街をひたすらに破壊。超人的な活躍をしてくれるヒーローなんかいない。弱点を発見するキレモノも現れない。軍の装備は(やっぱり)役に立たない。状況は常に最悪。現実は厳しい。
カメラ視点ならではの手ブレによる現実感、状況が全く掴めないパニック感が凄まじかったですハイ。BGMが全く無いのも、リアルさを増長しています。静かなシーンは本当に静かで、これまた怖い。映画館のスクリーンで是非!という作品です。音響も凝ってますし。つり橋の切れたワイヤーがビュンビュン踊るシーンは、音の演技も凄かったです。
同じ映像表現として『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』が引き合いに出されるようですが、観た事がないのでピンと来なかったりして。映画経験に乏しい自分的には、

という感じでしょーか。
ずーっとハンディカム視点なんで、画面は大きくブレるし、いきなり天地がわけわからん事になったりもするんで、気分が悪くなる人もいるかもしれません。万全の体調で臨みましょう。乗り物酔いや、3Dゲーム酔いしちゃう人には厳しいかも。
昨日は観なくて正解だったかもなー。一日中くしゃみ鼻水で、もうヘロヘロだったし。静かなシーンで鼻をすするのもマズイし。